ニュース 2019.09.05 コーナンPay、2段階認証を導入しサービス再開
ホームセンター「コーナン」を運営するコーナン商事は8月19日、サービスを一時停止していたチャージ式電子マネーの「コーナンPay」を再開すると発表した。
コーナンPayは今年4月からサービス提供を行なっていたが、7月23日に不正アクセスが500件近く発生した事態を受けてサービスを一時停止していたが、調査の結果個人情報の流失は無く、セキュリティ対策を行い安全であることを確認できたとしている。
2段階認証の導入などセキュリティを強化
コーナンPay(出典:コーナン公式サイト)
コーナンでは再発防止のためにアプリのアップデートを行い、ログインする際にID・パスワードに加えてあらかじめ登録した電話番号へ送られてくる認証コードを入力する2段階認証を導入した。
2段階認証の他にも、ログイン時のメール通知や同一機器から短時間で複数回のログイン操作が行われた場合に検知する仕組みなどを整備したという。
もともとアプリを利用していたユーザーは、アプリのアップデート後に自動的にログアウト状態となるため改めて認証手続きを行う必要があり、コーナンはログイン後にパスワードを新しく変更するよう呼び掛けている。
今回のサービス停止を受けて、7月24日時点でコーナンPayを利用していたユーザーには「期間限定マネー」で「100 マネー」がチャージされる予定だ。
【関連リンク】
・コーナンPAY(コーナン)
https://www.hc-kohnan.com/kohnanpay/
・コーナンPayサービス提供の再開について(コーナンPayサービス窓口事務局)
https://www.hc-kohnan.com/wp-content/uploads/2019/08/cb71453614a81ba9c03af51923a28605.pdf
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock