ニュース 2019.07.26 約30億円の仮想通貨流出を受けビットポイントジャパンが会見実施
7月16日、仮想通貨の交換業者であるビットポイントジャパンが、同社の管理する仮想通貨約30億円分が不正アクセスにより流出した問題を受けて事件発生後初となる記者会見を開いた。
会見では今回の不正アクセスによって約5万人に上る利用者が被害にあったことを明らかにしたとともに、被害を受けたユーザーへ返還するための仮想通貨を既に調達を行い、補填などの対応を行う方針を示している。
7月11日、送金エラーから仮想通貨の流出が発覚
仮想通貨の流出は11日夜にビットポイントジャパンの仮想通貨取引システムで発生した送金エラーによって判明した。
流出の経緯や詳細は調査中だが、当初流出が確認されていたリップルに加えて、ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアム・ライトコインの全5銘柄の流出が発覚している。
この事態を受けて、ビットポイントジャパンでは12日10時30分から取引及び送受金を含む全サービスを停止している。
不正流出も事業継続には支障無しか
ビットコインジャパンの親会社であるリミックスポイントはホームページ上で「関係者の皆さまにご迷惑をおかけいたしますこと、深くおわび申し上げます」と謝罪を行うとともに、今後の対応方針が明らかにされている。
ビットコインジャパンによれば今回の不正流出の被害額や対策費用等を考慮しても事業の継続に支障はないとしており、今後は詳細な調査を行い再発防止に努めるとともに、経営管理体制を見直して速やかなサービス再開を目指していく方針だ。
【関連リンク】
・ビットポイントジャパン ホームページ
https://www.bitpoint.co.jp
・IR情報(リミックスポイント)
https://www.remixpoint.co.jp/ir/index.html
・35億円分の仮想通貨流出 ビットポイントジャパン(産経新聞)https://www.sankei.com/economy/news/190712/ecn1907120011-n1.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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