ニュース 2019.07.22 アカウントを乗っ取る?!SNSデトックスを応援する新サービスが登場
株式会社デジタルデトックスは7月8日、SNSのパスワードを変更した上で一定期間期間預かるWEBサービスとして「CoinLocker」(コインロッカー)を発表した。
最近ではSNSの使いすぎによって幸福感が低下するといった研究結果が報告されるなど、ソーシャルメディア利用者の「SNS疲れ」が指摘されている。
そんなSNSをやめたくてもやめられないという人に対して、パスワードを変更してSNSアカウントを一時的に「乗っ取る」ことで、利用者の希望する期間だけアクセスを制限するのがこのサービスだ。サービス開発のきっかけには「受験勉強に集中するために携帯電話をコインロッカーに入れて自習していた」という原体験があるのだという。
コインロッカーの仕組みと使い方
コインロッカーは、ユーザーがロックしたいSNSアカウントのIDとパスワードを入力することで、コインロッカーが代わりにSNSにログインをしてアカウントのパスワードを変更し、指定した期間を過ぎると変更したパスワードを教えてくれる仕組みになっている。
本来はWEBサービスの開発時に用いられる「自動テスト」の技術を応用してパスワードの変更を行っており、一定期間アクセスを制限する作りだ。
コインロッカーの製品イメージ(出典:PR TIMES)
パスワードが外部に漏れるリスクは無し
サービスは人の手が介在することなくプログラム上ですべての操作が完結する仕組みになっているため他人にアカウント情報を知られることはありません。
また、IDやパスワードなどのログインに必要となる情報はユーザーの端末にのみ保存されるため、もしもサーバー側でセキュリティ事故などが発生したとしても情報が流出することはないという。
【関連リンク】
・CoinLocker | SNSアカウントお預かりサービス(COINLOCKER)
https://www.coinlocker.in
・ソーシャルアカウントを「乗っ取って」、SNSデトックスを応援するサービス「CoinLocker」(コインロッカー)を公開(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000045674.html
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock