ニュース 2019.07.04 先日公開「Google Chrome 75」の修正版がリリース
アメリカのインターネットセキュリティの研究機関であるUS-CERTは、米国時間の6月13日に、デスクトップ向けの「Google Chrome」に脆弱性が存在することを発表した。グーグルでは同日中に脆弱性を修正したバージョンをリリースしている。
脆弱性の影響範囲は
グーグルは今月4日、Windows/Mac/Linuxの3種のOSに対応するデスクトップ版「Google Chrome 75」を公開したが、HTMLをWebページの表示形式に変換する”Blink”というレンダリングエンジンに脆弱性が存在していたという。
この脆弱性を悪用されると、影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
この脆弱性を修正したバージョンとして、Googleは次の3つを公開している。
● Google Chrome 75.0.3770.90 for Windows
● Google Chrome 75.0.3770.90 for Mac
● Google Chrome 75.0.3770.90 for Linux
最新版のGoogle Chrome v75.0.3770.90
最新版のインストールは公式サイトから
Google Chromeはメニューからアップデートの有無を確認可能だ。自動更新を設定していない場合は、以下の手順に沿ってGoogle Chrome の更新を行うことができる。
1.パソコンで Chrome を開く
2.ページ右上の「Google Chromeの設定」アイコンをクリックする
3.[Google Chrome を更新] をクリックする
※ このボタンが表示されない場合、お使いのバージョンは最新です
4.パソコンを再起動する
【関連リンク】
・Google Releases Security Updates for Chrome(US-CERT)
https://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2019/06/13/Google-Releases-Security-Updates-Chrome
・Stable Channnel Update for Desktop(Google Blog)
https://chromereleases.googleblog.com/2019/06/stable-channel-update-for-desktop_13.html
・Google Chromeを更新する(Google Chromeヘルプ)
https://support.google.com/chrome/answer/95414?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
TEXT:セキュリティ通信 編集部
PHOTO:iStock
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